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かぶり
かぶり
Scumming / Color cast
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かぶり
かぶりとは、印刷や製版の工程において、本来インキが乗らないはずの非画像部にまでインキや色が付着し、全体的に均一な汚れが現れる現象を指します。
とくにオフセットやグラビアなどの印刷方式では、版の非画像部にインキが残ったまま紙面に転写されてしまうことで、地色がうっすらと汚れたように見える状態が発生します。このような現象は「地汚れ」とも呼ばれ、印刷物の仕上がりに大きな影響を与えます。
また、製版時に色かぶりのある原稿を適切に補正せずに進行すると、印刷時に絵柄全体に特定の色が過剰に出てしまうことがあります。これも「かぶり」として扱われ、代表的な例としては「アイかぶり(青系のかぶり)」「黄かぶり(黄系のかぶり)」などがあります。さらにグラビア印刷では、ドクターブレードによって非画像部からインキを十分に除去できなかった場合にも、かぶりが発生することがあります。
かぶりは印刷の品質低下につながるため、製版時の適切な補正や版管理、印刷機のメンテナンスによって防止することが重要です。
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